WindowsにSSHサーバー構築

先日スティック型パソコン「DG-STK3」にWAMPサーバーをインストールする記事を書きました。

今回はそれにMicrosoft公式のOpenSSHをインストールしてみます。

ダウンロードして設置

ダウンロードは以下URLです。
https://github.com/PowerShell/Win32-OpenSSH/releases

Windows版OpenSSHダウンロードページ

Windows版OpenSSHダウンロードページ

32bit版か64bit版かの選択肢しかないので、適切なものをクリックしてダウンロードします。

zipファイルがダウンロードされるので、解凍します。

ZIPファイルを解凍

ZIPファイルを解凍

それを適切な場所に保存します。私はCドライブ直下に保存しました。

適切な場所に設置

適切な場所に設置

設定と再起動

まずパスを通します。Windowsボタンを右クリックで「システム」をクリックし、左サイドバーの「システムの詳細設定」をクリックします。そこから「環境変数」ボタンをクリックし、システム環境変数のPathに適切なパス(ここでは「C:\OpenSSH-Win32\」)を追加します。

パスを通す

パスを通す

次にSSH用のポートを開放しておきます。

Windowsファイアウォールの画面を開き、左サイドバーの詳細設定をクリックします。すると、「セキュリティが強化されたWindowsファイアウォール」画面が開きます。この画面で「受信の規則」をクリックし、画面右の「新しい規則」をクリックします。

Windowsファイアウォールの設定画面

Windowsファイアウォールの設定画面

「新規の受信の規則ウィザード」が開くので、「規則の種類」でポートを選びます。

規則の種類を選択

規則の種類を選択

次の「プロトコルおよびポート」で「TCP」を選び、「特定のローカルポート」で22を入力します。

プロトコルとポートを設定

プロトコルとポートを設定

この後、「操作」で「接続を許可する」、「プロファイル」では適切なものにチェックします。(私は全てにチェックしました)で、名前を「SSH」など適切に付けて完了ボタンを押せばOKです。

ここからPowerShellでの操作に入ります。まずはSSHキーを設定します。PowerShellを管理者権限で実行しましょう。

PowerShellを管理者権限で起動

PowerShellを管理者権限で起動

「OpenSSH-Win32」フォルダに移動し、「ssh-keygen.ext -A」と入力し、Enterを押しましょう。これでSSHキーが設定されます。

SSHキーを設定

SSHキーを設定

次に自動セットアップコマンドを打ちます。フォルダはそのまま、「setup-ssh-lsa.cmd」と入力しEnterを押します。これだけです。

セットアップコマンドを実行

セットアップコマンドを実行

ここで再起動します。

サービスを登録し起動

再起動できたら、再びPowerShellを管理者権限で実行します。そして、PowerShellで「sshd install」を入力しEnterを押します。これでサービスに登録されます。

サービスをインストール

サービスをインストール

次に起動します。PowerShellで「net start sshd」を入力しEnterを押します。

SSHを起動

SSHを起動

次回の再起動時に自動でサービスがスタートするようにサービス画面で「自動」にしておきます。

PC起動時に自動的に実行されるように設定

PC起動時に自動的に実行されるように設定

これで接続できるはずです。

私はMacのターミナルから接続しましたが、そのままだと文字化けしました。これはターミナルの環境設定で文字コードをShift_JISにしてからターミナルを開き直すと直ります。

Macのターミナルからの文字化けを回避

Macのターミナルからの文字化けを回避

頻繁には使わないかも

正直なところ私自身はWindowsの場合コマンドラインでの操作はかなり不慣れなので、今のところ再起動くらいにしか使っていません。

今後もあまり頻繁には使わないかも。

でも今後何か便利に使える場面もあるかなと思い、SSHをインストールしようと思いました。

また別な機能も設定していきたいと思います。

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